在宅訪問診療
在宅療養支援診療所とは
24時間連絡を受ける医師又は看護職員を配置し、患家の求めに応じて24時間往診が可能な体制を確保している、保険医療機関たる診療所のことをいいます。
在宅訪問診療とは
通常の具合が悪くなったときにだけ来てもらう往診とは違い、通院が困難な方や介護が必要な方、退院後のケアが必要な方に対して、医師や看護師等が患者様のご自宅に訪問して定期的かつ計画的な医療サービスを提供するものです。
在宅訪問診療でできること
- 薬の処方箋発行
- 血液検査
- 傷や床ずれの処置
- 留置カテーテルの交換
- 点滴注射
- 酸素吸入
- 各種診断書
- 主治医意見書(介護保険申請用)
- 訪問看護指示書発行
また病状によっては治療が望めない状況であっても、患者様が少しでも快適な治療生活が送れるようにケアを行います。さらに、最期をご自宅で迎えたいとご希望される場合にも、全力で支援させていただきます。
診療の流れ・ご案内
在宅で療養する高齢者の管理を行うために、原則月2回の訪問診療を行います。それ以外に、重症者の方には月4回、臨時で訪問診療が必要な方は、定期の訪問以外に予定を組み、月に3回以上訪問診療に伺います。
◇事前にご用意いただくもの◇
訪問診療予定患者様の下記の書類をご用意いただきます。
- 診療情報提供書(前医からの紹介状)
- 各種保険証(介護認定を受けている患者様は介護保険証もご持参下さい)
上記書類をご用意いただき、当院医師と面談の上で訪問診療を開始させて頂きます。
その際、在宅訪問診療申込書・口座振替依頼書(共に当院指定用紙)をご提出頂きます。
尚、面談は予約制になりますので事前にお電話にてお問い合わせ下さい。
医療費の患者様負担について
在宅訪問の医療費は、医療保険により診療単価が細かく決められておりますので、それに沿って算定いたします。また、在宅医療管理全般を1ヶ月単位で算定する規定もあり、正確な医療費は翌月10日頃にならないと確定しませんのでご了承ください。患者様負担分につきましては当月の請求分を書面にて翌月の15日頃までに郵送などでお送り致します。
原則としてお支払いは、毎月20日にご指定の銀行口座よりお引き落としとさせて頂きます。尚、手数料のご負担は一切ございません。
容態が変化したときの相談と臨時の訪問
慢性的な症状への対処、軽い症状の変化や生活上の相談などは、定期の訪問診療にお伺いしたときにお知らせください。 急な発熱や痛みなど急を要する症状の変化につきましては当院まで電話にてご連絡ください(24時間365日対応しております)。当院医師の判断により臨時の緊急往診や処方など症状に合わせて迅速に対応させていただきます。
また、入院加療が必要になった場合は、患者様、またはご家族の方とのご意向とあわせて協力医療機関等への入院対応を迅速に行います。
訪問日について
毎月の訪問スケジュールは、前月の末日までにはご連絡させて頂きます。尚、予定日の都合が悪くなった場合には、あらかじめご連絡ください。都合の良い日に変更して、ご訪問させていただきます。また、当日の診療状況によってはお伺いする日を変更させていただく場合もございます。その際は、ご連絡させて頂きますので、あらかじめご了承ください。
その他
上記以外にも、在宅での療養や医療についてのご相談、ご要望がございましたらご遠慮なくお申し出ください。また、当院では有料老人ホーム等への定期訪問も行っておりますのでご相談ください。